せとうち六島塾 2023年9月23日・10月21日・11月25日

目次

せとうち六島塾 2023年11月25日

せとうち六島塾第3講が11月25日に開催されました。
参加者も多種多様で参加者にあわせてのメニュー作りとなっています。

今回のメインスピーカーは六島浜醸造所の井関竜平さん。午後からの話の前に、前浦のけい子さん宅のお宅訪問。湛江のレモン栽培の見学等を午前中に行い、昼は竜平さん、美津志さんの男の料理を提供いただき、午後から竜平さんのお話、質疑応答、フリータイムでは隼人さんの釣りレクチャーを湛江港で行い、最後公民館で島民と参加者で今後も六島の目指す方向性について意見交換しました。

第1便で来られた京都の前田ファミリーは、前浦の港につくやいなや釣竿を垂れている!どれだけ好きやねん!っていう感じです。(この後数匹釣れていました。)

午前10時に参加者一行は前浦港に到着し、まず公民館でレクチャーを受けて、中尾けい子邸へ。
旦那さんの親の家にUターンして約20年の中尾けい子さん宅へ、島暮らしの話をお聞きしながらお茶とお菓子をいただきました。

ご主人と移住された当時の話を伺いました。

中尾けい子さん。

湛江のレモン畑で事務局の三宅佐容さんにまちづくり協議会の「レモン栽培」の取り組みについてお話をお聞きしました。
六島まちづくり協議会では、耕作放棄地対策でレモン栽培をすすめています。

今日の昼食は、井関竜平さん、三宅美津志さんを中心に男性陣に料理を準備していただきました。

ハマチとボラのフライ、海鮮サラダ、ハマチのあら汁、マカロニサラダ、たくあん、梅干し、ごはんは麦飯ブレンドという内容でした。味噌も六島特製の麦みそ、味噌も梅干しも一二三さんからいただいたそうです。

六島浜醸造所の井関竜平さんから、起業に至るまでのお話を伺いました。
孫ターンで六島に帰って、ビール工場という突拍子もないと思われがちなプランに邁進し、それに島の周りのおっちゃんたちが共感、応援してくれて大きな流れになっている過程をリアリティある話で「島の可能性」を力説してくれました。情熱こそ何よりも勝るものだと思わせていただきました。

14:00~15:30の間は、隼人さんの釣り指南ということで、湛江の港で魚釣りを体験しました。

16:00~17:30 3回の六島塾のまとめ

16:00~17:30 3回の六島塾のまとめとして、参加者と島民とでの意見交換会を実施。①六島の良いところ②今後どのように六島に関わていくか。などのテーマでグループワークを行いました。

〇大自然がいい。夕日を見ながらのビールを飲む。島の魅力をどう伝えるか?
行ってみたいと思っても一歩踏み出させる何か伝え方は?
月1回の島びらきの日を設定して島の人が迎える特別な日を設定する。
島の人の一押しの観光スポットをわかりやすく表示して、そこを目指す仕組み。
ドラム缶・・まず島へ来たらここへ行け!公民館等での観光案内表示

〇島の人の温かさ好感をよせていただいているのでそこをPRできるように。
島民の人が優しい。島からの景色が良い。猫と戯れるなど、心から癒されることが出来るのが島である。店がない、施設がないというのは、マイナスではなくないから他の事で補完したりすることが六島の体験にもなりうる。
今後の島とのかかわり方については、移住となるといろいろな課題が出てくるが、ネット環境の整備等のインフラ整備を行いながら島の可能性を突き詰めていくことが必要。

〇自然が豊かで、海がきれい。生活音がない。(自分の時間を満喫できる)
もともとある六島の資源、灯台からの景色。写真とかでは感じられないものを実際に来てみると感じることができた。
島民とのふれあい。ドラム化によって島民との自然な触れ合いを。島へ来るという抵抗感をなくする。(島の方々のホスピタリティ)島へ来やすい雰囲気づくり。
自分で足を踏み入れてみて、自分でいいところを見つけてみる。(関り方)
そこから踏み込んでショートステイなどで自分が六島で体験できること、やってみたいこと、将来出来そうなこと、六島のポテンシャルを活かすとか。自分が関われる素材を探す。
そして、移住につながればベストではないか。

この六島塾の様子を体験プログラムとして積極的にPR素材として活かして、引き続き継続的な取り組みとしたいと考えています。また、第1回の塾生も今後関わっていく仕組みも一緒に考えることが出来ればと思ています。

来年も第2回を開催します。ぜひ興味のある方はご参加ください!

せとうち六島塾 2023年10月21日

第2回目のせとうち六島塾は島小屋からスタ-ト。今回は塾生の欠席者が多く、5名の出席者に関係者総勢21名で実施しました。

三宅千歳会長あいさつから

今回初めて参加の内田さんに六島子ども観光大使の三宅幹助君から水仙の折り紙が贈られました。
そして、まずは自己紹介も兼ねて塾生・関係者の自己紹介スピ-チが行われ、今日のメイン三宅忠信氏(初代六島まちづくり協議会会長)の講話が行われました。

三宅忠信さんは、元天理教六島教会の会長、元六島まちづくり協議会長でもあり、現在は六島まちづくり協議会では六島レモンの普及に引力されている方です。
ご自身で書かれた絵を見せていただき、何に見えるかと質問されました。「六島といえばレモン」と言われるように、この絵を見て直ぐに「レモン」と言っていただけるように力を尽くすという導入から、レモン栽培の取り組みへのスト-リー。もともとあった母親が植えたレモンの1本の大木のレモンをかじって甘いと言ったパティシエの話、大阪での六島レモンの販売の手ごたえ、島の課題を解決する六島レモンの可能性などなど。最近大阪の会社からレモン栽培の視察に来られ、さらにその可能性を実感し、栽培本数を増やすべく今後活動していく決意等々。
そして、レモンの原産が中国からヨーロッパにそして大航海時代に全世界にという歴史的な話から、そして5年前に六島に伝播してきたという話へ。
〇耕作放棄地解消のため 〇若者等の雇用の場として 母親が残してくれたレモンに注目し島づくりを進める。

佐容さんの郷土料理「さつま」作り体験

①今回はアジを使います。はらわたと頭を取った味をグリルで焼きます。
②焼いたアジの身だけほぐし、骨と分けます。
③ほぐした身だけをボールに入れます。

④ほぐした身をすりこぎに入れて細かくすりつぶします。
⑤途中で六島の麦みそを少量加えます。
⑥今回は白湯を加えて硬さを調整します。

あつあつの白米にさつまをかけてその上にネギをトッピングして出来上がりです。

磯名人「美津志さん」の亀の手みそ汁づくり

塾生は、島小屋から公民館へ行く途中のゴリラ岩付近で美津志さんの指導で「亀の手」採り体験を実施。

①朝7時から公民館付近のゴリラ岩周辺で美津志さんが「亀の手」を採って砂抜きをしています。
②水でゆで上げて、六島の麦味噌で味を調整します。
③亀の手みそ汁完成です。

六島御膳(昼食)

六島御膳
①亀の手みそ汁 ②アジのさつま ③ポトフ ④焼アジ六島ポンかけ ⑤おかわり「タコ飯」

けい子さん古民家訪問

午後1時30分から 前浦の中尾けい子さん宅の古民家を見学しました。

今から21年前に島にUタ-ンした中尾けい子さん。この家は夫(修さん)の親の家。大阪から修さんの故郷六島へ。
かなり傷みが激しかった古民家を修さんがリノベーションしたもの。工夫の跡が見られる。
日々島の風景が変わるところが島の魅力。今回、夫が作った古民家を見ていただくことが本当にうれしいいとおっしゃってくれ一安心というところです。

2日目の振り返り

16時30分から公民館で振り返りを行いました。
今回は人数が少なかったので体験等についてかなりスムースに実施できました。
参加者の中にはすでに六島の特産ポン酢を試作してくれた塾生もおり、学んだことを実践する取り組みも始まっています。
島民が先生となり進める六島塾、島民同士のつながりを深める取り組みにもなっています。

課外授業 ドラム缶会議・島小屋等 泊組

せとうち六島塾開講 2023年9月23日

2023年の六島まちづくり協議会の事業として「せとうち六島塾」を3回の日程で開催します。
この塾の開催目的は、これまですすめていた子供を持たれた世帯の移住促進はそのまま継続し、観光から一歩踏み込んだ六島の関係人口づくりを目的とするもので、観光から移住までの個々の関りの度合い、六島に関わりたいという目的に合わせた形で六島を知ってもらい、共に今後の六島の島づくりの協力者をつうることが大きな目的です。
そのために、六島の住民が先生となり、六島の歴史、自然、生活を体験するのがこの「せとうち六島塾」です。

第1回 せとうち六島塾 20230923

10:00 六島公民館を会場にして「せとうち六島塾」開講しました。

開講オリエンテーション
あいさつ
三宅千歳まち協会長・三宅勝広自治会長
六島塾の目的等について・・事務局
自己紹介(島側・参加者それぞれが顔合わせ及び自己紹介)

幹助君も大人に混じって参加。

明石から猿澤さん夫婦。

京都から前田さん親子名

11:00~ 三宅勝広自治会長のお話
現在六島自治会長として4期8年島を守って来られた三宅勝広さんのこれまでの人生を振り返り、島の過去と現在を島民と共に学びました。
特に、島の歴史について事前に勉強されて、いろいろな資料を提示されながらわかりやすく説明くださりました。


六島の教科書を使って、現在の六島について・・三宅隼人(この4月Uタ-ン)
この4月にUターンされた三宅隼人さんが島の現状について各担当者と共に項目ごとに説明

12:00~12:45 昼食タイム

六島公民館で参加者全員で六島のご婦人方手製のカレーライスをいただきました。

午後は12時45分から六島の見学まち歩きをスタ-ト。
公民館をスタ-トして、灯台を目指しました。(妙音院・ドラム缶会議・六島ビール)

この水仙自生地の草刈り管理は凄いのひとことです。

灯台の下で参加者全員の記念撮影を行いました。

灯台からの帰り道、水仙の自生地でイノシシに掘り起こされた水仙を植え直す体験メニュ-を行っていただきました。
ここ数年、イノシシの繁殖により水仙自生地も被害を受けて,所々水仙の球根を掘り起こされたところがあります。
その球根の植え替え作業を水仙植栽ボランティアとして実施しました。

この写真は植栽完了後の参加者全員による「やったぞ-」コ-ルの様子です!

その後、中井ハウス経由で六島小学校へ

六島小学校屋上からの風景です。

六島小学校では、池田校長先生が六島小学校の校内をご案内していただき、校長室への入らせていただきました。
校庭では、猿澤さんが、幹助君、前田兄弟とサッカーで遊んでくれて、子供たちも楽しんでいました。

六島小学校から公民館へ(休憩)
13時45分から湛江地区のまち歩きスタ-ト

オプショナルの美都志さんの磯体験が潮の関係で出来なかったため、ゴリラ岩付近で亀の手の取り方の実演を行っていただきました。
他にも、漁師体験も時期が悪いので11月に延期することになり、今回は全て全体での移動、見学としました。

湛江の入口の畑にはまちづくり協議会のレモン畑があり、すでに青いレモンの実がついていました。

大鳥神社。今年の祭りは10月8日に神事のみする予定となっています。
六島の神輿は「回し神輿」と言って神輿を担ぎ手で回す珍しいものです。

六島天理教(幹助くんの自宅)見学

湛江の港へ。
ここでは隼人さんの案内で同級生の漁師さんにお話を聞いた後に活けまでワタリガニやカワハギを見せていただきました。

16:15 島小屋で三宅千代美さんに島小屋開設の経緯をお話していただきました。
千代美さんはまち協設立当初からインタ-ンシップの受け入れ等をしていただき、前まち協会長として六島のまちづくりを献身的にやられて来られた方です。今の島小屋を通じて活動されています。

16時45分 六島公民館 今日の振り返り
藤井コーディネ-タ-により本日の参加者振り返りを行いました。
①印象に残っていること
②(目的からの)学び・気づき
③次回以降こんなことをしたい。聞きたい。

本日の見学・体験ポイントです。

17時40分お見送り

おまけ「ドラム缶体験」課外授業

六島の朝日

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