光劇場は2015年のこのイベントで再生されました。
その後も「光劇場友の会」が結成されて、その活動が現在も継続されています。
当時の参加ア―ティストやインタ-ン生、島民の方々の協力で当時47年ぶりに光劇場が再生されました。
産業遺産学会からの認定も2021年5月10日に受けています。その価値も業界が認めているんです。
個人的にもこの施設に思い入れがあって、担当を外れてもやはり気になって、今年最後の1年で観光課に出戻ってやはりこの価値を多くの方に知ってほしいのと、島民主体でやる活動の楽しさを、もっと島の方々と共有したいという思いです。
8年も経って、当時幅2mのビニールシートを両面テ-プで貼って、作り上げた自慢のスクリ-ンでしたが、劣化が進み継ぎ目がはがれたところやビニールシートのたるみが見立ち始めたので、張替の検討が2023年4月に始まりました。
笠岡市の日本遺産関係の補助事業もあるということで、本格的に補修の計画が進み、計画策定、予算見積もり、申請、交付ととんとん拍子に進みました。
何と!スクリ-ン張替の総予算は5万円程度で入口ドアの補修、光劇場のPVの作成と併せて総予算20万円です。
施工方法
スクリ-ンの上下両端に鉄パイプを入れる作業。(あらかじめオ-ダ-メイドで折り返しが縫ってある。)
第1回目の設置ではかなりスクリ-ンのたるみが見受けられる。
十分とは言えないがかなり修正できたので試写をしながら映りを確認。
昼食はおばさん会手作りカレ―でした。
完成版はこちら。
懸案のスクリ-ンの張替が出来ました。当時はス―パ-マンの「ヒロシ」さんにアイデアから準備・施工までおんぶにだっこという形でしたが、今は亡き「ヒロシ」さんの想いも一緒に張替出来た事が友の会としても大きな自信につながったと思います。人任せにせずに、自分たちでやることは大変ですが、本当にやり甲斐があり充実したさわやかな汗を一緒にかいたという充実感でいっぱいです。
立役者である吉川さんが13日・14日に北木の盆踊りの映像の上映会を開催するということで、それに間に合てよかった。
冒頭のPVも2014年のノ-スデザインプロジェクトに参加し、2015年に移住した吉川さんの作品です。
今は、生まれ故郷に帰って、笠岡諸島を応援してくれていますが、この光劇場で上映されている北木の石物語は2014年の北木ノ-スデザインプロジェクトの発表作品なんです。
2か月間で島の歴史を調べ上げ、当時のことを知る島民の方々のインタビューで検証しながら、過去・現在・未来を表現するその手法は見事なものです。
この光劇場から、彼の映像と共に北木石のみならず、北木島の魅力を発信し続けることが島の活性化につながるものと確信しています。