島ラボ第1講開講!

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島ラボ開講!2024年10月26日・27日 in北木島 1日目

北木島豊浦のふれあい会館をベースに「島ラボ」がスタート。1月の最終報告会に向けて「畑中平之丞」「豊浦町内会」「かさおか島づくり海社」などの取り組みを学び、新たなるチャレンジにつなげる「島ラボ」です。

10時25分着の金風呂丸で参加者が豊浦に到着

まず、畑中平之丞に敬意を表し、顕彰碑の前で記念撮影!

10:30 オリエンテーション 豊浦ふれあい会館

早速、豊浦ふれあい会館で主催者、塾長、コーディネーターの挨拶のあと参加者の自己紹介。
この講座は島外からのラボ生、北木島の方々、北木島以外の島の方々による学びの場としています。

13:00~ まち歩き 光劇場 

初回ということで、北木島のまち歩きを行い、地域の雰囲気を知っていただくものです。
まず、光劇場の島カフェで馬越紀久子さんに光劇場復活のお話とこれまでの取組ついてお話していただきました。そして、北木島の石の歴史を知っていただくために2013年に実施されたノースデザインプロジェクト参加アーティスト吉川寿人さんの北木の石物語を観賞。吉川氏については島ラボ第2講の講師をお願いしています。

北木の桂林

ワゴンで「北木の桂林」へ移動。元々の山を石材採掘の為に削り、残った産業遺産の景観はあたかも中国の桂林に似ているということで命名されました。
今では、隣接する3か所の丁場に雨水がたまり、丁場湖状態になっており、あたかも一つの湖のように見えます。

千の浜観光トイレ

この観光トイレは、島ラボ生の畑中さんが設計施工した建物であり、本人からの説明もあり大いにトイレで盛り上がりました。これほど巨大な観光トイレ看板は見たことがありません。

豊浦「八幡神社」

金風呂地区から豊浦に入るところにあるのが、八幡神社。2週間前に秋祭りが実施され、過疎高齢化の波に立ち向かいながらも、工夫し、継続しています。そのお祭りの花形と言われる音頭取りをした北木島郵便局の岡本局長に参加いただいていたので、サプライズでお祭りの音頭をうなってもらいました。

旧北木島郵便局

畑中平之丞が明治32年に開設し、初代郵便局長になった旧北木島郵便局です。
第11代北木島郵便局長の岡本局長にご説明をいただきました。現在、旧郵便局については日本郵政から入札に出されて落札されたようです。

畑中平之丞生誕の地

畑中平之丞の生家。実は今回参加のラボ生である畑中さんは、何と第7代畑中平之丞の子どもと言うことで、ここは畑中さんが育った家でもあります。畑中さんには内緒でお母さんにお願いして訪問させていただきました。平之丞さんの肖像画や報償の数々の額がありました。家屋については外観はリホームされていますが、軒の大きな横柱は当時のものだそうです。

水野夫婦漫才

町内会長やPTA会長などこれまで数々の役を歴任し、地域に貢献されている水野夫妻にお話をお聞きしました。お二人とも戦争を経験し、大変な苦労されているお二人だからこそ醸し出される夫婦愛、マシンガントークの奥様の話の合間を埋める絶妙な合いの手には本当爆笑のひと時。現在の島暮らしを本当に満喫され、幸せいっぱいの微笑ましいお二人でした。

かさおか島づくり海社事務所 鳴本理事長

かさおか島づくり海社の理事長でもあり、豊浦町内会の会長でもある鳴本浩二さんにお話しを伺いました。なぜ、ここに島づくり海社の拠点があるのか?
少子化の波により北木島の大浦に中学校、金風呂に小学校、豊浦に幼稚園と各地区で年齢と共に地域と共に大きくなっているそんな学校と地域の連携を申し合わせていたという話を初めて聞きました。そして、豊浦の幼稚園が役割を終えて、その代わりに島づくり海社の事務局を幼稚園跡に開設することにより「地域に光を」というイメージだったようです。

15:30~ 赤澤流産業観光ツアー講演 塾長 赤澤雅弘氏

倉敷といえば美観地区以外に見るところが無いと言われていたが、中山間地の取材をする中で地域の方は、自分の地域の良さに気づきにくい。あらためて玉島を深堀すると港町に古くからの歴史のある事業所が数々あり、景観も含めて「観光」というキーワードで直接自分の言葉でお客さんに想いと商品を紹介する、そして喜ばれ、売り上げにもつながる。そんな赤澤流産業観光ツアーを20年近く玉島を中心に笠岡でも展開されている。北木島には産業や商業のコンテンツは少ないが、「人」にスポットあてて、地域を感じることが出来る生活観光的な事業展開を提案。

17時30分~ 交流会

1日目の締めくくりは「交流会」
お酒を飲みながら鳴本理事長・水野夫妻・岡本局長、地元の方々との語り合いは深夜まで続きました。

2日目 9:00~ 兎に角!島の方の話を聞こう! 赤瀬康子さん(豊浦民生委員)

島づくり海社で働く赤瀬康子さん。京都から福山へそして、島へ嫁いだ康子さん。ご主人に先立たれその跡を継いで民生委員になられ、高齢者のサポートもされています。地域に暮らすものとしてその地域のやり方に合わせるために、我を出さない。自分だけでは判断せずに、地域の他の人の意見も取り入れて考える。日々を一生懸命生きられている康子さんの生き方に心動かされました。

10:30~ 畑中陽子さん(豊浦婦人会長)

畑中陽子さんも数年前にご主人に先立たれ、義母の介護をしながらの生活。趣味はガーデニングですが、畑に時間を取られてなかなか満足のいく庭造りが出来ないと嘆く。
聞くところによると娘さんが小説家で猪口というペンネームで「田中家転生する」という小説を書いて、何と漫画化もされています。今は働きながらの小説家ですが、もうすぐ印税が給与を上回る見込みとか。庭先の綿の木の話になると、中から綿の木を持って来てくれて皆に分けていただきました。ラボ生の佐久間さんは東京までもって帰られました。(笑)

11:15~ 畑中平之丞顕彰碑 周辺整備作業

11:15~ 山本育子さんインタビュー

光劇場の北木島の石物語のビデオに出てくる故山本宇内さんの奥様である育子さん。
何と鹿児島出身。中学を出て笠岡にあった「シキボウ」に就職が決まり、はるばる鹿児島から笠岡へ。組合のレクレーション活動の一環で社交ダンスを習い、市内の青年団に教えに回ていたという。北木島の豊浦も青年団活動が盛んなところで、ご主人とのなりそめは青年団活動。育子さんも数年前にご主人が亡くなり一人暮らしですが、表情は明るい。持ち前の社交性で笠岡へも友達が多く、会いに行くのが楽しみという。

13:00~最終振り返り ケーズラボ

昼食後、ケーズラボの2階をお借りして第1講の振り返りを行いました。

14:00 次回第2回でお会いしましょう! 

次回、第2講は11月9日(土)の予定です。講師は映像作家吉川寿人氏。2013年のノースデザインプロジェクト参加アーティストで、翌年2014年夏には移住。7年間北木島に居住し、今は生まれ故郷の兵庫県たつの市在住。笠岡との関りを今でも持たれています。

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