島ラボin北木島 第4講&報告会

第4講 2024年1月18日(土)11:00~17:00 北木島豊浦ふれあい会館
    内容
    11:00~ 受講生ミーティング
    12:00  昼食
    13:00  ゲストスピーク
         NPO男木島生活研究所 福井大和氏
    15:00  受講生「活性化プラン」ブラシュアップ
    17:00  終了予定
    18:00  交流会 
    22:00  宿泊 石切りの杜

報告会 2024年1月19日(日)9:00~12:00 北木島豊浦ふれあい会館
    内容  島ラボin北木島 第1期生成果報告会
    9:00   第1期生 活性化プラン発表
         塾生持ち時間10分 質疑応答5分
    10:45  島ラボin北木島 塾長より
    11:00  光劇場見学(希望者)
    12:00  終了

※2日目の活性化プラン発表の後に昼食会を予定していましたが、不手際により婦人会の新年会と重なり、調整中です。現時点での予定をお知らせします。

島ラボin北木島 第1期生紹介

目次

最終の報告会へ向けて

 正直、これまでの3回の講座で何かを提案せよと言うのが、はなはだ無理があると開催前から考えていたことです。しかし、県の事業を委託されて実施している運営側としてはある程度、この事業を進めた結果として成果を具体的に示す必要があります。

開催目的:地域の担い手確保のための仕組みづくり。(県事業としてのノウハウ構築)
     生活観光から関係人口づくりそして移住へのプロセス構築。(海社としての担い手確保)

 私としては、今回は2つの大きな気づきがありました。
①豊浦の地域をフィールドにすることによる効果
日本遺産で観光的な景観のみの取り組みでは、リピーターは望めない。生活観光→関係人口→移住というプロセスを意識して、豊浦の関係人口としての担い手(応援団)づくりにつなげたい。

地域コンテンツ
①豊浦の町内会の運営方法と街の雰囲気と人。
②NPOかさおか島づくり海社の取り組みと理事長・副理事長の想いと実践。
③地域でリスペクトされている畑中平之丞検証。

モデル人材としての畑中修輔さん(育成人材をターゲットに地域デビューをサポート)
・鳴本理事長(修輔さんのいとこ)のこれまでの島づくりの取り組みをリスペクトしている。
・父である「4代目畑中平之丞」が亡くなり、母親が一人島で暮らす。故郷への貢献意欲の向上

当初、担い手の人材育成を行うには、事業展開する地域との関わりのある人をターゲットにすることが必要ではないかと考えていた。
・・・・・今島づくりを進めているメンバー理事長・副理事長の子どもの世代(30代・40代)
畑中平之丞をリスペクトすることにより「畑中修輔」という存在の地域への必然性が出てくる。
畑中修輔さんご自身もその意識のもとにこの島ラボを地域デビューのプラットホームに!

→豊浦の祭りに見る地域にゆかりのある若手人材の発掘の可能性。
→年1回の祭りに帰省する人材、盆と正月には帰省する人材、地域と関わりのある人材をもう1回帰らせる仕組みづくり、帰ることが出来なくても繋がる仕組みづくりから、新たに生み出せるものがある。
→親世代が島にいるうちに。・・・親世代が島にいなくなった時、その機会をどう継続させるか!

島ラボの活動拠点づくり→郵便局長官舎跡(豊浦の生活文化資料館的見せ方)

島ラボの滞在型交流拠点づくり→豊浦婦人会館(婦人会館を海社で年間契約で管理)

〇森本副理事長の話からの気づき

第3講の森本副理事長の話。
 森本洋子さん(真鍋島)については、知らないと、もぐり?と言われるくらいの笠岡諸島の活性化の
立役者の1人です。現在は、NPOの副理事長として、島のデイサービス事業の管理者やNPOの事務局として企画運営をされています。特に真鍋島ではうららの家の管理者と島の民生委員も兼務されています。
先日の島ラボの中で、現在の真鍋島の福祉事情のお話を伺いました。
 現在真鍋島には要介護者が9名いて、その内6名の家族の方は親の介護のために島にUターンされて面倒を見ているとのことです。
これって凄くないですか?介護事業は島の活性化とは逆のパターンと思っていたのですが、Uターンした方々の話を聞くと、自分の親が島で生活するためには、デイサービス職員や森本さんのような民生委員の方のサポートが無くては生活できない。これまで多大なサポートをしていただいているので、人任せにしてお願いする事は出来ないと言うのです。森本さんは要介護者の方々の身内の方とのコミュニケーションを密にして、何かあった時は即座に対応できるネットワークを構築されています。
 コロナ以降、地域の絆の必要性が叫ばれる中、島のキーマンによって構築されたネットワークがあり、当事者だけでなく家族とのコミュニケーションが取れることが真鍋島独自の介護事業を展開できる秘訣であり、そんな絆により、島へのUターン者が増えているという素晴らしい事例を聞くことが出来ました。
 地域の一人ひとりが自分事として真剣に高齢者のことを考えることにより、新たな突破口が拓けると言っても過言ではありません。

せとうち六島塾と島ラボの違い

〇せとうち六島塾について
2023年第1期・2024年第2期を開催。1期3回講座の六島塾を開催
島の中でクローズアップしたい人材の取り組みを、塾生と共にリスペクトする方式
→島民が先生である。

日常生活を島民と一緒に愉しむ方式

※これまで2期の六島塾の開催により、短期間ではあるが、島民との交流は進めることが出来た。
そして、島民と体験する独自の体験メニューも蓄積されている。
※行事との併用実施で、(六島いきいきフェスタ・島の大運動会等)非日常的な体験もすることが可能
※一方、クローズアップする人と参加者の継続した取り組みについては、明確なプロセスを明示していないため、独自で開拓するしかない。(村山さんタイプ・平野先生タイプ)
→第2期については、島の体験プログラムとして「大学受験・地域創生」「大学生の卒論テーマ」等の島の生活に興味を持ち、今後のキャリアの為に活かすもの。地域活動の担い手として各種企画への参画を希望する参加者もいる。(東京・神奈川・赤穂などの遠距離の参加者が多い)

〇島ラボについて
島の担い手として継続的に地域に関わる方式を模索したい。
まずは、ラボ生が集える拠点整備、各種行事への積極的参加から。

※六島についていえば、大学生のインターン生や六島塾の塾生は島の中での認知度が高く、島民から受け入れやすい存在となっている。
※島ラボもこれから、地域との接点を継続的に設けるためにも、活動拠点づくりを進める。そして、はじめは地域行事等への参加から、自分自身の活性化プランを交流の中でブラシュアップしていく「北木島生活文化研究所」的なイメージを構築していきたい。

第4講までの事務局対応について

1月19日(日)開催予定の報告会については、事務局も今後の取組について赤澤塾長から提案を行います。少しでも、島ラボの活動が地域の盛り上げに繋がれば幸いと考えています。塾生の皆様にも10分程度のこれまでの島ラボを通じて感じた事、やってみたい事等をまとめて「活性化プラン」としてご報告ください。(口頭だけでなく資料等も入れた、わかりやすいビジュアルなプレゼンをお願いします。)

プレゼン内容等に迷ったら気軽にお尋ねください。
(中間相談・最終相談を予定しています。ご希望の方はお知らせください。)
12月25日~28日 中間相談ZOOM(年内に報告内容を決定)
1月10日~15日 最終相談ZOOM(年明けに報告内容を作成)
リアルで相談希望の方は直接ご連絡をいただければ幸いです。 0905374133(守屋)
※勿論、都合のつかない場合はこれ以外の日程でもOK。

※なお、これまでの講座は受動型だったので、最終発表では、自らが新たな行動を起こしての内容が加味されると一層素晴らしいものになると思います。
※報告内容は、今回の舞台となった北木島豊浦地区での提案のみならず、今自分が抱えている課題を解決するものでもOKです。

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