稲富稲荷神社「茅の輪くぐり」

この時期の風物詩として「茅の輪くぐり」が6月28日付の山陽新聞朝刊に掲載されていました。新聞の記事は笠岡市伏越の稲富稲荷神社の様子が開催されていましたので早速行ってみました。
私の地元東大戸の天神社でも、毎年神社の草刈り作業が7月の第1日曜日にあり、お供えと併せて茅の輪くぐりを今でもやっています。田植え作業が終わり、疫病から農作物を守るといった意味がるのでしょう。そして、この茅の輪くぐりが夏越の祓で、大みそかに1年の締めくくりとして大祓いがあります。

2023年6月28日付 山陽新聞朝刊より

茅の輪のくぐり方

目次

茅の輪くぐり

茅の輪くぐりとは、参道の鳥居などの結界内に、茅(ちがや)という草で編んだ直径数メートルの輪を作り、これをくぐることで心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するというものです。唱え詞を唱えながら8の字に3度くぐり抜けます。

茅の輪くぐりは、毎年6月30日に各地の神社で執り行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」で行われる儀式であり、茅の輪くぐりが夏越の祓と同義で呼ばれるほど、日本に定着している風習です。

茅の輪くぐりの由来

茅の輪くぐりはに日本神話に由来します。スサノオノミコトが旅の途中に宿を求めた、備後国の蘇民将来(そみんしょうらい)との逸話が起源です。

貧しいにもかかわらず、喜んでスサノオノミコトをもてなした蘇民将来に対し、弟である巨旦将来(たんしょうらい)は裕福にもかかわらず宿を貸そうともしませんでした。数年後、再びスサノオノミコトは蘇民将来のもとを訪れ「疫病を逃れるために、茅の輪を腰につけなさい」と教えました。

教えを守った蘇民将来は難を逃れられ、それ以来、無病息災を祈願するため、茅の輪を腰につけていたものが、江戸時代を迎える頃には、現在のようにくぐり抜けるものになったといわれています。

夏越の祓で行われる茅の輪くぐり

茅の輪くぐりは「夏越の祓」の儀式のひとつとして行われます。
夏越の祓は、今年前半の半年間の穢れを清めて災厄を払う神事であり、このあとの後半も無事に過ごせるようにと祈る行事です。古来日本では、夏を迎えるこの時期、疫病が流行ることが多かったため、厄払いと無病息災のため、茅の輪くぐりが執り行われるようになったと考えられています。

茅の輪くぐりとは?意味・由来・作法とくぐり方・大祓との関係を解説 | Beyond(ビヨンド) (boxil.jp)転載

こんな面白い形のものがありました。鰯仲買中石檀寄進と書いてありました。

アクセス

稲富稲荷神社住所:笠岡市笠岡2363

https://goo.gl/maps/HQry5V9ZyuEfoBcM6

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