踊百景白石 笠岡諸島アートブリッジ2023

目次

2023年9月26日 山陽新聞朝刊で紹介されました。

2023年9月24日に「踊百景白石」の見学に行きました。

9月16日から10月8日の日程で笠岡諸島「白石島」で実施されているアートイベントに9月24日に参加してきました。
9月23日のせとうち六島塾の後、24日の10時10分前浦発便に乗って、六島塾の塾生「村山さん(神戸)」と共に笠岡折り返しで、11:20の普通船にて白石島へ。12時過ぎに白石島へ到着。この日は白石島は子どもで大賑わい。市の地引網体験、岡山の自然探検グル-プ、井原のスポ-ツ少年団等々200人ぐらいの団体でごった返していました。

ア-トブリッジの会場は、丁度桟橋を降りて、待合所の裏側の松浦邸です。
16日から染色等の作品は展示されているのですが、この日は午後13時30分から、アーティスト4人のト-クイベントが行われるということで、このイベントめがけてやってきました。

まずは、時間までの約1時間で腹ごしらえということで、西の浦海水浴場のさんちゃんを目指して歩きました。さんちゃんで焼きそばをテイクアウトし、初めて白石島に来た村山さんも一緒なので、景色の良いところへ行こうと!はと岩を目指しました。山からの風景を眺めながら秋風に吹かれながら昼食をいただき、会場である松浦邸を目指しました。

このア-トイベントは岡山のNPOである「ハ-トアート岡山」の田野代表が毎年笠岡諸島を舞台にアーティストを招へいし、地域の文化伝統を活かしたモノづくりをすすめ、期間中に作品展示をするイベントです。

今回は、音楽家の岩本象一さんが白石踊の口説きに代わる音楽を作曲してそれに合わせて島の方々に世代を超えて、場所を変えて、踊ってもらう企画。また、羽山まり子さんが白石の草木で染めた布をまとって、ダンサーのカタタチサトさんも一緒に創作ダンスを踊る。その映像をつなぎ合わせて6分の作品に吉川寿人(映像作家)さんが仕上げるものです。

その「踊百景白石」という映像作品として24日(日)13時30分から展示会場で島の出演者、観光客等に披露すると共に、アーティストトークが行われました。
それぞれの作家の想いを聞きながらこの作品を見るとすごく意味が分かる気がします。

今回の作品のコンセプトを語る、岩本象一氏

作品に見入る島の出演者。

岩本さんは、口説きの代わりに、ガムランと言われるインドネシアの音楽と開龍寺の仏舎利塔の鐘、昔の宴会の祝い唄の音などを組み合わせて、音を作って、その音楽に合わせて踊ってもらうものです。

さすがにプロ、何の違和感もなく老若男女それぞれが踊る姿は感動ものです。
昔から踊継がれた「白石踊」。いろいろとこれまでも形を変えつつ現在に至っている。
今回の新しい試み、島の方々と寄り添ってその真髄を理解しているア―ティスとだからこそ、島民も新しい挑戦し、これまでにない新しい白石踊が出来上がった。この日の上映会では島の踊り手の笑顔が絶えなかった。

10月8日(日)まで展示を行っています。勿論この映像も公開されています。ぜひ、ご覧ください。

注)ぜひ会場では、まず自由に鑑賞して、その後に主催者(田野さん)を探して、作品等のコンセプトを聞いてから再度鑑賞してみて下さい。見る視点が変わると全然別物に見えるから不思議です。
そして、白石踊の映像もありますから、それも併せて観賞しまた見返す。なかなかいい時間が過ごせます。
そして、島の中を散策してからまた最後ちょっと寄ると・・・・。面白いものです。

   

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次