サンダル添乗員と行くシリーズ第3弾 金浦・吉浜・生江浜「潮風体感ツア-」見聞録

第3回となる「街のサンダル添乗員と行くシリーズ」6月4日(日)に実施しました。参加者10名、北村さんにもサポ-トいただきました。その、見聞録をまとめておきます。

目次

ツア-開催のきっかけ

最近、60歳に近くなってくると変にやっていることに何の意味があるか理論づけたくなってきます。それと、普通では体験できないこと、見せ方の視点を変えるとでもいいましょうか。まあ、人と同じことをしたくないという一種の変わり者でしょうか。
今回は、以前からやってみたかった「清水氏庭園」の有料拝観。なぜ、これをしたかったかと言うと、国指定の登録記念物に指定されてその価値は国が認めるものとなった。しかし、その管理・運営に関してはあくまでも個人宅であることにより、公けが費用負担することも出来ず、ましてや清水氏から拝観料として料金を徴収することもあまり考えにくく、せいぜいが年数回の一般公開で大勢の方に見ていただく機会を作ることを企画することぐらいしか出来ないと思っている。
この辺に少し違和感を常々思っていたので、4月10日に観光協会と共に清水先生にそのあたりを率直に相談して、やって見ることに。
この時の、私の想いは清水庭園の価値は国が認めるものである。その本質を多くの方々に理解して欲しい。この庭園を後世に受け継いでいく仕組みを作るのが本来の観光行政がやる仕事ではないかということです。ちょと偉そうに聞こえたらすみません。行政というより、清水先生を応援したい、この庭園を後世に伝えたいという一個人の想いが大きいですね。

開催までの経過

4月10日に観光協会と共に清水邸に、6月4日(日)に特別拝観を開催する意向同意。

観光協会でプラン・チラシ作成。広報実施。
6月4日(日)①10:00~ ②11:00~ ③13:00~ 各10名定員で清水氏の解説付き 一人参加料1000円。

チラシにお茶とお土産付を加える。
(清水氏からの高すぎるのではないかの声を受けて、急遽付け加えたもの。)

5月7日(日)国指定記念で「清水氏庭園」一般公開を実施。9:00~16:00
併せて観光ガイドボランティアの観光ウォーキング①9:00~ ②10:00~ 2コ-スに組み込まれる
雨天にも関わらず120名の方々が拝観。
実証実験として、拝観者に缶バッチ500円の販売を試行。11名5,500円を販売。
産業観光コーディネ-タ-の赤澤雅弘氏にも参加いただきツア-企画としての可能性を見ていただく。
この日に菅原神社のかきつばたが満開ということで知人を案内した時にカメラマンの宮地氏と知り合い、清水庭園の一般公開を紹介すると、その足で清水氏庭園へご案内し、撮影していただく。

5月の一般公開(無料)の後の特別拝観(有料1,000円)の優位性の説明が不足しており、参加希望無しの状況が続く。

このツア-で午後13時のコースを受け持つ形で、一日の「サンダル添乗員と行く」シリ-ズ企画を検討し、FBで募集。
こちらも独自で声掛けして最終は、10名定員をクリア。

5月30日(火)最終打ち合わせでは、11時からの参加者が5名程度、13時からの参加者が7名程度と低迷していたので、この2回の公開にすることに。

前日6月3日までに急遽参加希望があり、最終的には観光協会に正式に聞いてないが、35名程度の参加ということだった。

当日のツア-行程

さて、お待ちかね?(笑)当日の行程を・・。
10:00 笠岡市役所発 ワゴン10人乗り(守屋運転)・軽バン4人乗り(北村さん運転)
10:05 笠岡駅ピックアップ 2名
    参加者10名 添乗員2名 総勢12名のツア-
10:15 金浦ようすな会館着
    おしぐらんご練習風景見学(解説:保存会会長黒田氏)
11:15 金浦ようすな会館発
11:30 シャコ丼の店(昼食)
⒓:10 市内ドライブ
   ワコーミュージアムで開催の備後地域の写真展へ(宮地氏の写真見学)
   干拓へ(2号線バイパス工事・ポピ-・農道空港・牛舎・バイオガス建設等車中見学)
⒓:50 清水氏庭園着
13:00 観光協会申込拝観希望者5名と共に清水氏庭園拝観
    清水庭園当主の説明で庭園内を拝観
13:30 コ―ヒ-タイム
13:40 清水邸にて座談会(参加者の感想・清水氏庭園の価値について)
14:00 映画「とんび」ロケ地めぐり
15:00 ガイド北村氏宅訪問
    北村「マジックショー」特別観賞
15:30 笠岡駅・笠岡市役所前にて終了・解散

参加料:昼食代実費(シャコ丼900円)・清水氏庭園特別拝観(1000円)

ツア-内容

ツア-のスタ-ト前に日程等の説明をさせていただきました。

ご説明いただいた黒田おしぐらんご保存会会長との記念撮影

6月18日(日)開催のおしぐらんごに向けての練習が4月から毎週土日に開催されています。

黒田会長の説明に地域の保存伝承の意気込みを感じました。金浦小学校5年生のお孫さんも今年デビュ-します。

「シャコ丼」の店って日本全国中ここだけ!確か?気になっている方も多いかと!
シャコ丼(900円)上の写真

昼食が早く終わったので、急遽「グランドホテル」に宮地さんの写真を見学に

ピンクのカメラがトレードマ-クの宮地さんと5月7日の菅原神社で知り合い、雨の中の清水氏庭園も撮影いただき、6月3日に写真展の準備に笠岡に来られ、清水氏庭園に再度撮影に来ていただきました。サツキのこの時期の庭園を絶賛していただき、また、清水さんご夫妻とお孫さんの写真も撮っていただきました。

早速缶バッチにさせていただきました。

グランドホテルから神島大橋を通り、道の駅のポピーなどを車窓より見学していただき、本命の「清水氏庭園」へ

清水当主の説明を聞きながら庭園を散策し、座敷をお借りして座談会「清水氏庭園の価値について」

北村さんと一緒に金浦・吉浜地区で行われた映画「とんび」のロケ地巡りを行いました。
写真は、北村さん扮するヤスが幼稚園にアキラを自転車に乗せて送るシーンの再現です。
①ヤスの自宅→恵比寿大権現→金浦銀座
②金浦幼稚園→金浦小前の道

この後、北村さんの家に立ち寄り何と!マジックショー。楽しい時を過ごしました。

振り返り

記録写真が無いところもありますが、楽しい一日を過ごすことができました。
特に今回は、「金浦のひったか・おしぐらんご」「生江浜の清水氏庭園」等々の地元の伝統行事・記念物の本当の価値を知っていただくことに注力した内容とさせていただきました。
赤澤さんが清水氏庭園の座談会でおっしゃっていた、かつての港町「笠岡」の繁栄の歴史を清水氏庭園を通じて感じることができれば、笠岡の街歩きも興味深いものになる。ツア-の可能性を話してくれました。
こんなツア-が地域の行事を応援する可能性につながればと思っています。今後ともよろしくお願いします。

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