笠岡「ぼうさい朝市」

実施日:2023年10月29日(日)10:00~15:00
実施場所:笠岡市保健センタ-(笠岡市十一番町)

https://drive.google.com/file/d/17ZGd5A7cni8wBZaVY59bbbNjuU37Yn_P/view?usp=drive_link チラシ表面PDF

https://drive.google.com/file/d/1Sl-4s77hI4f64-Yjyd5Bo93EGyTY3_wx/view?usp=drive_link チラシ裏面

目次

笠岡ぼうさい朝市 2023.10.29

今回、令和5年度笠岡市志縁型団体協働のまちづくり事業補助金、及び赤い羽根福祉活動助成事業を受けて、全国のぼうさい朝市ネットワークのメンバ-にお集まりいただき、令和になって初めての「ぼうさい朝市」を笠岡で開催し、来るだろう南海トラフ地震にそなえるという観点での講演や全国のネットワークの絆を深め合い、災害時に協力体制を発揮する目的で実施するものです。

屋外イベント

炊出し販売 顔の見える関係性づくりで、商品だけでなく、人と人との日常的な交流を進めるため、炊出し形式での販売を実施しました。
なみえ焼そば(道の駅なみえ)・・500円200食限定
酒田の芋煮(酒田市中通商店街振興組合)・・300円・ランチボックス付芋煮150食分
炊出しランチBOX・・150食分
全国ぼうさい朝市ネットに加盟する地域の特産品をちりばめた「ぼうさい朝市」ランチボックスを販売

美味しい救援物資販売
・南三陸町・・笹かま、海苔、
・下諏訪町・・おやき、りんご
・道の駅なみえ・・道の駅なみえオリジナル
・鹿児島宇宿商店街・・薩摩揚

2階研修室
・子ども食堂「咲笑」 料理の鉄人「古庄浩」・・ビ-フシチュー100人分 500円


・子ども防災教室展示
市内3か所の小学校で開催した子ども防災教室の展示です。

2階ロビ-
・防災展示「民間救急車」備蓄品店展示

2階ギャラクシーホール
10:00~ 金浦地区の防災の取り組み
     金浦地区まちづくり自治協議会 防災部会長 高橋邦彦氏

11:00~ 防災朝市ネットワークについて 代表 藤村望洋氏
     宮城県南三陸町から学ぶ 及善蒲鉾店会長 及川善祐氏

13:00~ 南海トラフ地震津波に備える 総社商工会議所会頭 清水男氏

14:00~ 「災害時における広域連携の必要性について」
     コーディネ-タ- ぼうさい朝市ネットワーク代表 藤村望洋氏
     ・南三陸町 山内正文氏・及川善祐氏
     ・酒田市 佐藤幸美氏
     ・下諏訪町 原雅廣氏
     ・大阪市 古庄 浩氏
     ・佐用町 千種和英氏
     ・鹿児島市 河井達志氏
     ・浪江町 引地裕子氏
     ・笠岡市 加藤秀雄氏
      

笠岡で5回目のぼうさい朝市、令和初の「ぼうさい朝市」、新しく道の駅との連携で南三陸さんさん商店街、道の駅なみえとの新たな連携に向けてスタ-ト。
今後益々次世代へこの仕組み知っていただき、盛り上げてくためにも子供たちを巻き込んで事業を進めることが必要です。

全国ぼうさい朝市ネットワーク交流会 2023.10.28

10月28日(土)18:30から十一番町「蔵」で全国ぼうさい朝市ネットワークに加入している全国各地の方々をお迎えし、交流会を開催しました。

岡山シーガルズV1女子オープン戦 応援!かもめ食堂「なみえ焼そば」

2023年10月28日(土)岡山市総合スポ-ツ公園内の「ジップアリ-ナ」においてV1女子岡山シーガルズの開幕戦が開催され、29日にぼうさい朝市へ参加予定の「なみえ焼そば」に前日入りしていただき、会場前のかもめ食堂で「なみえ焼そば」をご提供いただきました。
当日は、浪江から1名・笠岡から3名(うち2名は浪江町派遣職員経験者)・高梁市から3名(うち1名は派遣職員)でブ-ス運営を行い、200食限定で「なみえ焼そば」を販売し、約2時間で完売しました。

笠岡ぼうさい朝市事業

喫緊で想定される南海トラフ地震に備えるための「学び」と「実践(行動)」を進める。
防災を自分事とするために、清水男氏により、岡山での過去の災害の歴史を紐解き、過去の被害状況等を意識し、最大限の災害の想定を行い、そして、東日本大震災の教訓を活かし、意識向上と実践につながるような取り組みにする。
商店街発で構築された「ぼうさい朝市ネットワーク」の意義と今後を検証し、広域連携の必要性とまちづくりの一環としての防災を意識した具体的な実践活動を実施する。

・広域連携としての全国ぼうさい朝市ネットワークの検証(藤村望洋氏)
・被災地宮城県南三陸からの被災前・被災後・現在の報告(広域連携と地域間連携)
・笠岡(金浦地区)の防災の取り組み事例(金浦自主防災組織代表高橋氏)
・笠岡における地域間交流の実践としての炊出し連携(金浦地区・吉田地区・新山地区の協働)
・日ごろからの「ぼうさい朝市」実践としての絆食堂「咲笑」の事例(古庄浩シェフ)
・歴史(昭和南海トラフ地震)から学ぶ南海トラフ地震の津波想定(清水男氏:総社商工会議所会頭)
・新しい「ぼうさい朝市ネットワーク」の拡大のための関連道の駅組織の連携(南三陸・浪江・笠岡)

当日のレイアウト

駐車場案内

基本的には駐車場Aから御案内します。スタッフにつきましては、駐車場S(水道局南側・消防署西側)をご利用ください。

住宅街ですので通行については徐行で歩行者に注意してください。

今後の日程について

10月13日(金)ぼうさい朝市「朝市部会」打ち合わせ 10:00~ サンライフ笠岡2階 第2研修室

10月22日(日)ぼうさい朝市PRイベント 11:00~13:00 道の駅笠岡べいふぁ-む 
       この日から道の駅笠岡べいふぁ-むに福島応援コ-ナ-を常設し、浪江の産品を販売します。

10月28日(土)岡山シーガルズV1女子の岡山ジップアリ-ナでの開幕戦になみえ焼そばを出店販売します。

10月29日(日)美味しいぼうさい「笠岡ぼうさい朝市」を10時から15時の日程で笠岡市保健センタ-で実施します。

全国ぼうさい朝市ネットワークご当地産品フェアを笠岡道の駅で10月23日から開催!

今回の笠岡ぼうさい朝市で全国ぼうさい朝市ネットワークの新たな展開として「道の駅」への拡大を上げています。南三陸にも「道の駅さんさん南三陸」が出来ましたし、笠岡と関係の深い「浪江町」にも「道の駅なみえ」が出来ています。今回はこの3地域の産品交流を新たな取り組みとして試行しています。

ということで、10月23日(月)から道の駅笠岡べいふぁ-むで南三陸及び浪江町の物産販売を始めました。こちらが、販売品のラインナップです。

こちらが笠岡道の駅での販売の様子です。ぜひ足を運んでいただきご購入よろしくお願いします。
やはり、なみえ焼そばが気になりますね。

浪江町
・玉ねぎスープ 850円
・なみえポテト 750円
・玉ねぎポン酢 680円
・うまくて生姜ねえ 950円
・なみえ焼そば 680円
南三陸町
・すき昆布 700円
・布海苔 600円
・三陸エビ 650円
・とろろ昆布 450円

現在の商品ラインアップです。

今、べいふぁ-むの花畑にはコスモスが満開です。また、同じ10月29日には、干拓であのエヤーアクロバットの室屋義秀氏が可憐な飛行を行います。関連イベントも笠岡ふれあい空港で実施されます。

第2回ぼうさい朝市「朝市部会」開催 2023年10月13日

10月13日(金)午前10時からサンライフ笠岡2階研修室において朝市部会を実施し、炊出しランチの内容について協議を行いました。この炊出しランチは、災害時における笠岡の地域内連携を想定して、金浦地区を新山・吉田地区がサポ-トする形で3地域が連携し、全国ぼうさい朝市のネットワークする市町村の特産品を一つの弁当の中にちりばめるものです。3地域の栄養委員さんが連携して「炊出しランチボックス」を作り、ワンコイン500円で販売する予定です。

城見小学校(5年生)で子ども防災教室開催 2023年10月12日

10月12日(木)午前10時45分から、城見小学校5年生18名を対象に子ども防災教室を実施しました。全国のメンバ-とぼうさい朝市の今後の取り組みをZOOMで話し合いをする中で、南三陸の及川さんがおしゃっておられたこと、地震の教訓を次の世代に繋ぐということ!もっともっと広く地域に呼び掛けてこの取り組みを共有していかないと、何も残らない。そして、明日を担う子供たちにも意識的に伝えたいという思いから、市内3校(神島外小・金浦小・城見小)でのぼうさい教室の時間を撮っていただくことが出来て今回の取り組みとなりました。
城見小学校は3校目で増岡さん・加藤さん・上さんなど実行委員会のメンバーも助っ人として参加していただき、取り組みを共有でき、その達成感もひとしおでした。小学校5年生で、震災の後に生まれた児童で、震災を知らない世代、写真で津波の現状を見てもらいながら、ハザードマップで自宅をマ-キングし、どんな所に住んでいるのか確認し、地震想定での非常持ち出し袋を作るというねらいで、あらかじめ用意された21品目の中から6品目を選び、その選んだ理由を個別にワ-クシートに記入し、グル-プごとに話し合い、グル-プとしての6品目を選ぶという方法で実施、最後にグル-プ発表するというものでした。
子どもたちの反応としては、東日本大震災の津波のことがよくわかった。グル-プではヘルメットを選ばなかったけれど、自分で用意する場合は、必要だと思うので用意したい。など・・・。

ぼうさい朝市へお祝いのメッセージが届きました! 

ありがとうございました。

ぼうさい朝市の講師:清水男氏(総社商工会議所会頭)との打ち合わせ

10月10日(火)ぼうさい朝市の講師:清水男氏を宅を訪問し、29日の打ち合わせを行いました。
清水氏は備中高松城主清水宗治の直系で、総社商工会議所会頭を務めていらっしゃいます。
経済同友会においても企業のBCP等の研究会の座長をされ、県内の企業の研修事業をされている方です。
この日も、歴史に基づく地震津波の想定を独自に提唱されています。
当日は、「南海トラフ・琉球海溝地震による津波への対策」「防災カード」・「BCP個人カード」の作成と活用という内容でご講演いただきます。

第2回笠岡ぼうさい朝市実行委員会 2023.10.06 サンライフ笠岡 10:00~11:00

10月6日(金)10:00~11:00 サンライフ笠岡 2階第1研修室にて、第2回の笠岡ぼうさい朝市実行委員会を実施しました。
①これまでの取り組み、今後の取り組みについて②協賛金について③広報活動について④前日準備・当日の役割分担について等を議題として審議を行いました。

ポスタ-・チラシの配布等について・・10月7日にチラシの増刷が完了しました。ポスタ-掲示可能な方、会合等でチラシ配布可能な方につきましては事務局までお知らせください。※なお、笠岡市役所商工観光課でもお渡しすることができます。よろしくお願いします。 (事務局:守屋 090-5374-1333)

事前告知イベントの実施について
10月22日(日)11:00~13:00 道の駅笠岡べいふぁ-む ぼうさい朝市PR 福島県浪江町「道の駅なみえ」物産販売
店頭での販売の後に店内に「道の駅なみえ」道の駅連携物産販売コ-ナ-を設置します。

ボランティア募集
10月28日(土)保健センター 13:00集合
10月29日(日)保健センター 午前7時集合

金浦自主防災会の高橋会長にお話を伺う

2023年10月5日(木)19:00~明日への架け橋Kasoaka事務所において、ぼうさい朝市で講演をお願いする金浦の高橋邦彦会長にお話をお聞きしました。事務局自体が金浦の取り組みを学ぶ意味と当日の講演内容についての事前協議です。
金浦のこれまでの防災の取り組みの話をしてもらうと到底1時間ではすみません。2011年9月にまちづくり協議会を立ち上げてその中の取り組みとして「防災」を主要な事業として10年以上も積み重ねられています。地区避難計画・個別避難計画を策定し、毎年更新されています。笠岡では突出した防災先進地域です。

今回、金浦の取り組みを聞く中で感じたことは、①防災を主要事業として取り組む組織づくり②継続して取り組み、備蓄等を整備する予算③住民啓発のための幹部の想いと実践④取り組みの継続性。

まず、市内にはまちづくり協議会設立前から100を超える自主防災会が行政協力員を中心に割り付けられていたが、個々の自主防災組織個々ではできる事に限界があった。人員・予算等。金浦では、そんな問題意識を持たれた高橋さんが2011年4月、市からのまちづくり協議会設立の要請を受けて、金浦地区7つの地区から3名づつ人選し、立ち上げ協議を行う。そして、2011年9月に早々と金浦まちづくり協議会を立ち上げ、その事業として金浦地区全体をまとめての防災の取り組みを主要事業として挙げることになる。2011年はまさしく東日本大震災の年である。

高橋さんは元笠岡市消防職員。阪神大震災では現地に派遣されて支援活動をされていた人である。2011年当時は退職後で公民館等の地域活動に積極的に参加されていました。防災意識と実践と地域活動を重視されていた高橋さんはまちづくり協議会の金浦地区全体で2か月に1回集まり、地域の取り組みについて協議するこの組織が防災の事業を展開するのがベストと考えて、まちづくり協議会の中に防災部会を立ち上げて事業を展開する。
翌2012年に東日本大震災の応援に行った消防職員を講師に講演会を9月に開催、何と300人を超える住民が集まり、この地域の防災意識の高さを再確認したという。

地域防災計画等これだけ、市が進めたい事業を率先して手掛ける地域は市も先進事例として活用するだけでなく、資金的にも補助事業を導入するな後方支援を行っている。しかし、あくまでも冷静に地域で独自にできる事を追求する高橋さん。行政任せで避難所運営等を考えていると取り組みは後手後手にまわる。あくまでも地域が最善の方法を考えて、地域で対応できない限り人任せでは地域は守れない。

金浦といえば、平成30年の西日本大豪雨でも床上浸水等の被害があったところ。ハザードマップを見ても急傾斜危険区域、土石流危険区域、南海トラフ地震による津波も必ず影響がある地域、住民の方々の中に日ごろから防災意識があったことが金浦の取り組みが地域を巻き込んでここまで発展した一因でもある。

専らの課題を尋ねると執行部の役員は設立当初から一貫して想いを持ってやっているけれど、各地区の役員は1年交代のところも多く、慣れたころに交代となり、なかなか次世代に繋げることが難しいと。

今回、南三陸町からも来られますが、聞いてみたいことありますか?と尋ねると。
・避難所開設・運営の訓練の実施方法は?

子ども防災教室 9月21日(木)13:30~ 神島外小学校

東日本大震災を機とした防災の取り組みを次世代に繋ぐというコンセプトで事務局が独自に仕掛ける事業として「子ども防災教室」を企画し、小学校へ実施のお願いをしたところ、神島外小学校・金浦小学校・城見小学校3校で実施できることになりました。この取り組みはぼうさい朝市では展示としてご紹介する予定です。

神島外小学校では3年生から6年生の児童17名が自宅のある地域ごとにまとまって、地域のハザードマップに自宅を記入する作業を行い、居住地の安全性を確認しました。
今回のテ-マは地震を想定し、非常持ち出し袋に何を優先して入れるか?(21個の物品から6個を選びその理由を!)
しかし、東日本大震災から12年も経過し、小学生は誰も東日本大震災を知らない世代。被災地の写真で地震をイメ-ジするワークから始まり、南海トラフ地震についての話を行い、まず個々に非常持ち出し袋に6品目選ぶ作業、そしてグル-プごとに話をし、グル-プでまとめ発表してもらいました。

笠岡ぼうさい朝市「第1回朝市部会」開催 2023.8.22 サンラフ笠岡

8月22日(火)10:00~サンライフ笠岡2階で第1回朝市部会を開催しました。
炊出しイベントとして、地域間交流を深める目的で金浦・吉田・新山の3地域が協力し、炊出しランチを販売することとし、各地区の栄養委員・婦人会員の代表者のお集まりいただき、具体的な協議に入りました。
炊出しランチは吉田産新米おにぎり・笹かまぼこ・さつま揚げ・酒田の芋煮もついてワインコイン500円での販売予定。

次回の部会は10月13日(金)10:00~ サンライフ笠岡2階研修室

「第1回笠岡ぼうさい朝市実行委員会」開催 2023.8.3 サンライフ笠岡

8月3日(木)14:00~ サンライフ笠岡2Fで第1回の実行委員会を開催しました。参加団体は以下のとおりです。
10月29日(日)開催の笠岡ぼうさい朝市の開催に向けて協議を進めています。

会場位置図

会場は笠岡市十一番町の笠岡市保健センタ-を予定しています。
笠岡駅からも車で約分、明日への架け橋KASAOKA事務所も同じ十一番町にあります。
加藤さんの自宅も事務所から目視できる位置にあります。

笠岡市保健センタ-施設紹介

      研修室                控室                正面から

イベント配置図

イベントプログラム(案)

20230706までの事務局の動き

金浦自主防災組織への協議・・高橋会長をはじめ筒井まち協会長・平井氏へ協力要請
              ・笠岡市の中で一番進んでいる自主防災組織の取り組みの事例発表の依頼            
              ・津波時を想定した内陸部(新山・吉田)との連携実証・・イベントの中で炊出し協働実践
              8月初旬のぼうさい関係定例会での「ぼうさい朝市」説明に出向いて協力要請
              ・特に、炊き出し部隊としての金浦地区の栄養委員会と内陸部の日常的な交流の場づくり想定
神島外自主防災会・・イベントへ説明を西原会長に行う。
          ・具体的に活動を推進している金浦等の話を聞きたい。連携して神島外地域としての体制づくり課題

新山・吉田地区へのアプロ-チ・・関係者と話の進め方を打診
古庄シェフと子ども食堂を吉田で実施したメンバ-には、古庄シェフの「絆食堂」咲笑のサポ-トをリーダ-にお願いする。

20230706 ぼうさい朝市ZOOM会議 19:30~21:00

ぼうさい朝市zoom会議をシェアラボMで実施し、10月29日開催のぼうさい朝市の概要を説明し、全国ぼうさい朝市の今後に向け、協議をおこないました。

本日参加:宮城県南三陸・大阪三津屋商店街・長野県下諏訪・岡山県笠岡市・福島県浪江町等

・ぼうさい朝市ネットワークの活動を通じて加盟の全国の方々との交流こそが財産、日ごろ行くことがない地域との絆が構築された。
・震災から12年、商店街のメンバ-的にも高齢化が進み、防災の切り口で必要性を感じて集まれるメンバ-に限りがある。若い世代も多いが、日々の仕事で精一杯。「ぼうさい朝市」と言うことでの後継者づくりは困難。
・被災後に行政的に一番必要なのはまちづくりのための土地整理法などの仕組みを行政が日ごろから意識して勉強しておく必要がある。しかし、それを日常的に行政の中だけで必要性を感じ、勉強は難しい。民間が行政と共に勉強し、行政を動かせるのは民間のNPO等の力が重要である。
・我々の活動の目標はこの活動や教訓をいかに「次の世代に繋ぐ」ことができるかではないか。
・ぼうさいネットワークの今後については、月1回程度のZOOM会議で議論を積み上げて、10月29日にその集大成としてまとめることが出来れば。
・ぼうさい朝市ネットワークとして商店街発でネットワークが構築された事には大きな意義がある。しかし、今後は、商店街に限らず、この考え方に共感するNPO等がまちづくりの手法として「ぼうさい」を意識して活動する団体等を加えていくことも必要では。

また、本日は笠岡市が職員を派遣していた浪江町の「みちのえきなみえ」からもZOOMに初参加。道の駅つながりでの新しい連携も進めたい。
大阪大学大学院の学生が修士論文のテーマとして事前復興としてのぼうさい朝市ネットワークに注目して研究を進めている。大阪大学なので大阪の三津屋商店街でのヒヤリング、10月29日のイベント時に全国のメンバ-のヒヤリングをお願いしたい。

ZOOM後の事務局での協議内容
・行政を動かすのは私たち民間の組織・NPOである。行政が日ごろから土地区画整理法等を意識して勉強してることが復興の素早い対応につながるのではないかとの考えから、このイベントを通じて、藤村氏を講師に、継続的な行政を巻き込んだ勉強会の開催が必要ではないか。(この度は無理でも、このイベントがその契機になればいい。)

最後に、「次世代に繋ぐ」というこのネットワークの目指す道筋を及川さんがおっしゃった。
・及川さんたちの世代が避難所をまとめ、外部応援者とのかなめになって対応され、人間関係を構築され「絆」ができ、現在のような間柄になり、こうしてZOOM等で日常的に意見交換ができる時代になった。そして、そのつながりが確実に及川さんの息子さんの世代に引き継がれつつある。「おやじたちが築いてくれた全国とのネットワークの存在を知るにあたり、あらためておやじたちのこれまでの活動に感謝する」とのコメントがすべてをあらわしている。

次回のZOOM会議は、月1回のペースで当分続けていくことにする。 次回は8月初旬の予定。

笠岡市実行委員会組織の結成に向けて

笠岡市実行委員会予定団体

・金浦自主防災会
・神島外自主防災会
・北川自主防災会
・吉田公民館
・新山自治振興会
・NPOハ-モ二-ネット未来
・NPO笠岡を元気にする会
・天野産業(道の駅)

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